2020年振り返り
2020年も残すところわずかですが、
ギリギリのこのタイミングで振り返ってみようと思います。
こういうの、あんまりきちんとやったことないので手探り状態ですが...
とりあえず4半期ごとに分けてやってみます。
1月〜3月
2020年を振り返るにあたって避けて通れないのが、年始のお話。
わたしは昨年、とある事情により鬱状態となり現在も休業中です。
そして年始はそんな鬱状態からスタートしました。
ほぼ毎日死にたい消えたいと思いながら、
本当に死ぬ方法も考えたり実行しようとしたりしてはそれに抗っていましたが、
2月ごろから処方された薬が合っていて、
いわゆる希死念慮はかなり大人しくなってくれました。
そこからちょっとずつUnityやC#の勉強をし始めました。
今となってはものすごく不思議な感覚もするのですが、
あの頃は本当に死にたい...というよりは「自分の存在を無かったこと」にしたくて
仕方なかった。
酷いと「あ、これで〇〇する(自主規制)と死ねるな」って、
まあ某精神科漫画みたいなことを思うわけです。
ほんと、キツかった。
希死念慮が大人しくなったといっても、
「一番やばい状態」から「まあまあやばい状態」に改善しただけなので、
頭はまともに働きません。
なので、本当にUnityやプログラムに触れるために、
思考停止状態で写経している感じだったので、理解しているとはとても言い難かったです。
でも、当時のわたしにはそれが限界だったし、
それができているだけでもよしと思うしかなかった。
4月〜6月
何していたんだろう。全く思い出せない。
覚えているのは緊急事態宣言が出て、夫がリモートワークになって、
いろいろ環境が変わったためか突発性難聴になったことくらいしか覚えてません。
仕事にもアルバイトでもいいからボチボチ戻ろうとも考えていた時期でしたが...
コロナ禍をいい言い訳に見送ろうと判断しました。
あ、精神科通院が2週間→1ヶ月になったみたいです。それだけかよ。
7月〜9月
ここはわたしにとって転機となった、非常に重要な時期ですね!
7月の終わりに、
UGDG(ウルトラゴリラデスゴリラUnity Game Developers Guild)に加入しました!
scrapbox.io
入る前までは1人でC#の勉強していましたが、
いくら本に書かれているとおりに書いているつもりでもなぜかその通りに動かなくて、
原因も全く自分では解明できず、これ以上1人で勉強し続けることに
限界を感じ始めていました...。
勉強できないことはないと思うのですが、モチベが続かないんですよね;;
あと、ゲーム開発する人たちがネットの世界であっても身近にいる環境に身を置いて、
常に自分も「ゲーム開発するぞ」という気持ちでいたいというのもありました。
なんだかんだ人間というのは惰性で生きちゃうから、
それなら惰性でゲーム開発できるくらいどっぷりゲーム開発に浸かりたい、
という感じです。
それでたしか、個人でゲーム開発している人を手当たり次第フォローしていくうちに、
ないちさん(@naichilab)のアカウントを見つけて、UGDGを見つけた...のだと思います。
このUGDGに加入したことがきっかけで、
わたしのゲーム開発の経験値が加速度的に増えていきます。とてもよい。
そしてさらに...再び家族以外のコミュニティとの繋がりができたことで、
わたしの精神状態もかなり安定するようになりました。本当に感謝しかない。
昨年、退職という選択を自らしたものの、退職日を迎えた日は、
「これでわたしはただの主婦になってしまう、なんにもない」と絶望していました。
居たくもない会社でも、いざ「会社勤めの人」という肩書がなくなるのはなんと怖いことか。
半年近くかけて「会社勤めではない自分」をようやく受け入れることができましたが、
UGDGに加入したことで「わたしにはゲーム開発がある、仲間もいる」と思えたことは、
わたしの精神を安定させる上でとても効果的でした。
そうはいっても人は繋がりがないと精神的に安定しないんだなぁと、身を以て実感しました。
UGDGを創設されたないち神には、もう足を向けて寝れませんね。バチが当たってしまいます。
ばあさんになってもゲーム開発をするか、仮にゲーム開発を引退しても、
ボランティアでもやって人の輪の中にいる方が、いい老人ライフを送れそうです。
ばあさんになったら、シルバー人材センターにでも入ります。たぶん。
閑話休題。
UGDGに入って1週間足らずでC#のアレコレを教えてもらった結果、
圧倒的に基礎力が足りないということが判明し、C#入門書から始めました。
そして、C#入門書でも不十分だったので独習C#を購入...。
本当に怒涛の勢いでC#の世界にどっぷり浸かることになりました。
でも、おかげで写経しかできなかったのが、意味をなんとなく理解できるまでになりました。
8月...ある方のお家の子がとってもかわいくてベタ褒めしたことをきっかけに、
よくお話をさせてもらうようになり、その流れなんとゲームを作ることに!
そう、「ぱくぱくアザラシ」は、そういう流れで開発されることになったのです。
嬉しいことに評判もとてもよく、またお互いに共同開発できそう!と
手応えを感じることができ、「次回のunity1weekにはぜひ!」ということになりました。
10月〜12月
当初の予定から大幅に伸びてしまったものの、
無事に「ぱくぱくアザラシ」をリリース!!
unityroom.comわたしにとっては初めての自分のゲームのリリースです!
そして...高校生の頃憧れていた「自分の絵をゲームに出す」こともできました。
特に後者は十数年前からあった思いだったので、なんだかとっても感慨深かったです。
りべるんさんには本当に感謝しています。
「ぱくぱくアザラシ」の開発についてはこちらでも書いておりますので、ぜひ...。
「ぱくぱくアザラシ」のリリースが終わった後は、
久しぶりにイラストをきちんと描いたり、モデリングをしたり、
独身の日セールで購入したDoozyUIの使い方を勉強したりしていました。
あと、独習C#もちょっと読んだ。ちょっとだけな...。
12月...そろそろ、unity1weekも近いなという頃、それに向けてスプレを整備したり、
使えそうなキャラクターのデザインを考えたりしたのですが、
お題が公開された際、どうにも使えず次回以降まで
キャラたちには待っていてもらうことに...。ナンテコッタ
そして先日、初参加にして大遅刻をかまして難産の末の「いわとをあけて」をリリース。
unityroom.com悔しさも残る作品となってしまいましたが、これも経験です。
「いわとをあけて」の開発後期はまた後日ブログに掲載しますので、
よろしければご覧いただけますと嬉しいです。
まとめ
下半期以降が本当濃厚でした!
UGDGに入ってからは濃い時間を過ごすことができて、
我ながら本当に半年の間に起きたことなのかちょっと疑ってしまうけど、
間違いなく半年の間にあったことでした。
この半年で、わたしはゲーム開発へのモチベーションを得ることができて、
さらに絵を描くことに対するモチベーションも再び取り戻すことができました。
UGDGと主催のないちさん、共同開発してくださったりべるんさん、
そしてC#初心者のわたしに手取り足取り教えてくださったTechnθ先生、あるく先生、のたぐす先生、
ターミナルやgit周りのことをいっぱい教えてくださったねぎ先生、
そしてこちらには書ききれてないけど神岡と話してくださった皆さん、
本当にありがとうございました。
来年もバリバリゲーム開発していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。